皆様、こんにちは。
本日は、アメリカの企業における採用について、直近で新たに部長・課長レベルの採用を行ったので、日本の採用面接との違いなどにも触れながら、ご紹介させていただきます。

レジュメ(履歴書)
日本では、履歴書を書くと思いますが、アメリカにも似たようなものがあります。
こちらでは「レジュメ」と呼びます。
内容は、自身の基本情報、学歴、職歴、資格、経験、長所などを記載したものになります。
「レジュメ」には、冒頭部に氏名、住んでいる地域、連絡先(電話番号、メールアドレス等)が記載されています。
性別は、氏名から判断可能。
年齢も、学歴、職歴から大体分かります。
基本的に、レジュメには転職希望者の能力や経験が記載してあるため、それらが採用側のニーズに合うかどうかを事前に確認し、面接を行うかを判断します。
アメリカでは、Job descriptionという職務内容を示した書類が存在するため、その職務内容を遂行する能力があるかどうかが、大切なポイントとなります。

面接
レジュメを読んだ上で、面接を行います。
面接で確認したい点は、主に以下です。
・レジュメに載っていて、更に詳しく知りたい内容
・レジュメに載っていないような内容(仕事に対する姿勢、リーダーシップのスタイル、部下へのマネジメントスタイル、仕事において重要にしている価値観など)
・人物面(パーソナリティ、身なり、表情、話し方など)
日本との違い
アメリカにおいて、レジュメを読んで一番困るのは、転職をたくさんしてきた人の評価です。
米国では、日本よりも転職が一般的で、キャリアアップのために転職を繰り返す人もいます。
質問や会話の中から、今回転職を希望している背景や、入社後に継続して勤務して活躍してもらえそうかなどを見極める必要があります。
純粋に転職によってキャリアアップを繰り返してきた人物もいれば、職場に不満を持って辞めたり、問題を起こして辞めている場合もあるので、注意して見極める必要があります。

また、部長レベルを雇い入れる際は、引っ越し費用などのリロケーションに関連する費用を会社側がサポートすることもあります。
採用に失敗して、入社後にしばらくして辞められたりすると、初期コストや、雇入れ後の教育や引き継ぎなどに掛かる埋没コストもムダになるため、日本と同じく、採用段階での判断がとても重要です。
入社後
入社後は、日本と同じく、業務を覚えながら、会社や仕事に馴染んでいくことになります。
しかしながら、日本とは違い、パフォーマンスが悪いと会社からクビにされるリスクが比較的高いため、入社後に自身のパフォーマンスを示すことは、アメリカではより重要になります。
転職の度に、新天地で存在感を示し、自身のキャリアや給与を上げていくというアメリカ人のチャレンジ精神は、大したものだと感じています。

以上、如何だったでしょうか。
本日は、「アメリカで働く人は必見!アメリカの企業における採用ステップと面接!」と題しまして、内容を紹介させていただきました。
私自身、何人もの面接を行ってきましたが、良いと思って雇った人がすぐに辞めてしまったり、期待していたパフォーマンスを発揮しなかったりと、いくつも失敗を経験してきました。
アメリカ人は日本人に比べて、相対的に「自分を良く見せる」能力に長けているため、実力とのギャップが大きいことも多々あります。
仕事にしても、生活にしても、日本で普通に出来ていたことが、少し不自由になったり、新しい気付きがあったりと、異文化・異言語での経験は、とても刺激的が多く、楽しいですね。
海外に移住する場合にはじめにやるべきことについては、こちらをご覧ください。
また、アメリカでの家探しについても、こちらで紹介しています。
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