皆様、こんにちは。
本日は、ネイティブが多様する慣用句、「Knock on wood」=「幸運を祈る」について、ご紹介致します。
机をゲンコツで叩く
私がアメリカに来て間もない時、アメリカ人部長が「 Knock on wood 」と言って、ゲンコツで机を叩きました。
二人で話していた時の出来事で、とても驚いたことを今でも覚えています。
コンコン、と2-3回ほど、ゲンコツで机を叩くのですが、その時は険しい顔をしていました。
「何か怒ってる?」と思いながらも、英語もままならない私は、とりあえずスルーしました。
その時は、「Knock on wood」という言葉も言っていなかったため、後で調べることも出来ませんでした。
意味
「Knock on wood」は、「幸運を祈る」という意味です。
アメリカ人部長との会話を思い返しました。
その時は、他部門に依頼していた資料が〆切通りに出てこないため、督促するように私から部長に依頼しました。
その際に、「督促するわ!」とアメリカ人部長が言った後、机を叩いていました。
それは、督促して、資料がすぐに出てくることを願う!みたいなニュアンスだったようです。
その後も、このアメリカ人部長は同じような場面で、何度も同じ表現を使っていました。
叩くのは、机だけではない
他の部長と話をしている時に、自分の頭をゲンコツで叩くフリをしながら、 「Knock on wood」 と言っていました。
その人は、この仕草と表現の組み合わせを多様します。
近くに木製の叩くものがない場合は、違うパターンもあって、おもしろいな!と思いました。
この方法が一般的なのかについて調べましたが、調べている中で、バイデン大統領が同じ表現と仕草をしている写真を見つけました。
私が今まで知らなかっただけで、アメリカ人の間では、一般的に使われているようです。
由来
「Knock on wood」 は、木に精霊が宿っていると考えられていたことから、願掛けするときは木製製品に触れる、または叩く。ということになったようです。
また、他の説としては、木に住む悪霊が、幸運に関連する話を聞いて、良い幸運の流れを妬んで、悪霊に良い流れを途切れさせられないように、悪霊を追い払う行為。とする考え方もあるようです。
どちらにしても、古くから続く表現方法で、未だにアメリカ人の間では、根強く残っている表現・仕草のようです。
他の表現
「幸運を祈っている」という更に一般的な表現として、「fingers crossed」が使われます。
こちらも、アメリカ人は多様し、職場でもよく見かける表現と仕草になります。
日本の表現に慣れている私にとって、アメリカのこれらの表現は、とても新鮮です。
このような表現を自然に使うことが出来れば、アメリカ人との距離も、ぐっと縮まりますね。
以上、いかがだったでしょうか。
本日は、「Knock on wood」=「幸運を祈る」と題してまして、アメリカ人がよく使う表現について、実例も交えてご紹介いたしました。
この記事が、少しでも皆様のお役に立てば、うれしいです。
最後まで、この記事を読んで頂き、本当にありがとうございます。
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